James Russell ANDERSON
文学研究科行動文化学専攻・教授
明和政子
教育学研究科・教育科学専攻・教授
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小倉匡俊
北里大学獣医学部 助教

多様な立場から動物のQOLにアプローチする

動物福祉の視点から、飼育動物の生活の質(Quality of Life: QOL)をより良くすることが求められています。そのためには、飼育担当者の日々の積み重ねはもちろんのこと、獣医学的な知見も欠かせません。研究者が明らかにした発見も必要です。フィールドに出て野生環境とそこに暮らす動物たちの姿を見ることも新たな視点を与えてくれます。飼育動物のQOLをより良くするために多様な経験を元に協力する、多様な立場の、多様な人材の育成を目指します。

Claire WATSON
JSPS Research Fellow, CICASP

Understanding our evolutionary past; safeguarding the future

To better understand ourselves as humans, we can study nonhuman primates; living links to our evolutionary past. Behavioural research and field observation of apes and monkeys can provide a clearer picture of the evolution of human cognition and culture. Just as researching nonhuman primates can help us to understand our past, it is our responsibility to ensure their future. An enormous number of primate species are either critically endangered, endangered or vulnerable. The Leading Graduate Program in Primatology and Wildlife Science (PWS) aims to produce effective professionals trained in conservation and in promoting public awareness.

滝澤玲子
滝澤 玲子
野生動物研究センター 特任研究員


環境省の自然系職員として、本省や現地勤務(札幌・くじゅう・やんばる)を経験してきました。地域の自然や野生生物を守るのに一番大事なのは、地域の人々のちからです。もし、調査フィールドの自然や対象とする野生生物を守りたいと感じたなら、是非地元のおっちゃんおばちゃん子供たちと交流してください。最初は挨拶から、そして、自分のやっていることの紹介や感じたおもしろさを話すだけでも。面倒な気持ちから一歩進めて。きっと、新たな世界が広がりますよ。

阿部 秀明
野生動物研究センター 特定助教

生物を多角的に理解する

生物の形態や行動の多様性について、DNA・遺伝子・ゲノムというキーワードで解き明かそうとする試みが増えています。たしかに「どの」遺伝子が、「どのように」変化したのかは重要ですが、生物種をトータルに理解するためには、それらの内在的要因のほかにも、環境要因や社会性要因などの複合的要因を考える必要があります。このプログラムでは、ラボワークとフィールドワークの両面から、野生動物を多角的に学ぶことができます。

大渕 希郷
野生動物研究センター・特定助教 / 日本モンキーセンター・キュレーター

What is Science? What is Wildlife?

藻類や琵琶湖の淡水魚、爬虫類の進化についてフィールドワークをしながら学生時代を過ごし、上野動物園・飼育展示係、日本科学未来館・科学コミュニケーターの職を経験してきました。「科学って何?」「野生動物って何?」と訊かれたとき、みなさんはどう答えますか?その答えは、一般の方々はじめ、いろんな人と科学コミュニケーションをする中でつかみ取ってください。つかみ取った自分なりの「答え」=「アイデンティティ」は、きっと世界への窓を開ける鍵になるはずです。僕自身もみなさんや野生動物たちと対話がしたいと思っています!

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高橋明子
野生動物センター・研究員

「採食」という窓から見る生物同士のつながりの世界

野生動物にとって、生きていくために採食は不可欠です。彼らは様々な基準により採食選択を行うため、被食捕食相互作用に強弱が生じ、複雑な生物群集ネットワークが形成されます。このことは絶滅危惧種や生態系の保全を行う上で、ある一つの種だけを切り取るだけでは十分な対策にはならないことを示唆しています。生物同士のつながりの世界を採食という窓から、フィールドとラボの両面よりアプローチしていきます。

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金森 朝子
霊長類研究所・研究員

フィールドワークを経験して、新しい価値観を得る

自分の興味のある動物やその動物が生息する環境に出かけてみると、研究室にいるだけでは想像もしなかったような、様々な問題を目の当たりにします。まずは、その環境が抱えている問題を理解し、そして、そこに関わっている人たちと話をしてみましょう。やがて、動物も生態も人間も全てがつながっていることが見えてきます。その過程で得られた新しい価値観は、研究や保全活動に取り組む判断基準になります。本プロジェクトでは、自分の価値観を獲得した人材が、様々な現場で幅広く活躍することを期待しています。

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鈴村 崇文
野生動物研究センター 技術専門職員

フィールドワークの楽しさを

宮崎県の幸島は1948年にニホンザルの調査が開始されました。それ以降60年以上もの間、調査が継続されています。2003年から宮崎に常駐し観察をしていますが、これだけ長い間観察していても、同じ事は二度と起きません。周りの環境もその時々で違います。その一瞬を逃さない。ここにフィールドワークの面白さがあると思います。幸島に住むニホンザルは至近距離で観察でき、フィールドワークの基礎を知るには最適な場所です。幸島でフィールドワークの楽しさを知って下さい。

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赤見理恵
公益財団法人日本モンキーセンター 主任学芸員 キュレーター

誰もがホンモノに会える場所=動物園の魅力を探究する

日本は動物園・水族館大国です。毎年、日本の人口の半分以上にあたる、延べ7千万人以上の人々が動物園や水族館を訪れます。動物を見ることの楽しさは、古今東西、老若男女、普遍的なもののようです。ではなぜ、人々は動物園を訪れるのでしょう?
日本モンキーセンター附属世界屈指のサル類動物園で、「霊長類の魅力をどのように伝えるか」という教育的側面と、「人々は霊長類をどのように見ているのか」という利用者研究の側面から研究しています。

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高野 智
公益財団法人日本モンキーセンター 主席学芸員 学術部研究教育室長

霊長類を通した学びをより多くの人へ

骨のデザインの美しさに惹かれ、化石・現生霊長類の運動器を中心に機能形態学的アプローチをしてきました。また、日本モンキーセンターでは博物館活動の大きな柱である教育普及活動に取り組んでいます。博物館には学問の世界と市民とを橋渡しする役割があります。取っつきにくいと思われがちな研究の世界を、動物園の生きた霊長類や標本を教材として、いかにわかりやすく伝えるのか。幼稚園児から社会人まで、様々な年齢層に対して学習機会を提供するべく、教材研究、プログラム開発をおこなっています。