ギニアのボッソウ村とニンバ山に暮らすチンパンジーの生態をお話しします。孤立したボッソウのチンパンジーを守るため、ニンバ山まで木を植える「緑の回廊」の活動を紹介します。
ヒトとそれ以外の動物の比較を通じて、心の進化的起源を探る研究をしています。野生状態のウマの個体間関係、社会関係を調べる新しい試みを紹介します。
進化の隣人である類人猿を通して「人間とはなにか」を研究してきました。次は、人との関わりが深いウマという隣人を通して、人と自然の関係を見つめなおしたいと思います。
登山や山岳探検が盛んになる近代以前から、自然に依存して暮らす人びとは山を畏れ敬い、護り、また生活の場として利用しながら生きてきました。身近な山と地域の人びととの関係について、アフリカの事例を紹介しながら、山を含めた環境保全活動の将来について考えてみます。