一日目(9日)午前は林美里先生、足立幾磨先生から、ヒトとチンパンジーの比較認知科学に関するお話をうかがいました。午後はチンパンジーの認知に関する実験を見学したあと、実際にチンパンジーの行動観察を体験しました。最後に、友永雅己先生も交え、活発な質疑応答となりました。
二日目(10日)午前は高野智先生の講義を受けたあと、野外行動観察を体験しました。テーマは、フクロテナガザル、アヌビスヒヒ、ジェフロイクモザル、ボリビアリズザルの4種の行動観察です。それぞれの歩き方、走り方、樹上での活動の仕方等を観察し、手足・尾との関連性、生息域や食性との関連性を推測しました。午後は高野先生の案内で園内のサル類を観察し、さらに骨格標本をもとに、サル類の形態的特徴や進化について幅広く学びました。
感想:SGH関高・SGU京大連携事業:霊長類学セミナー&野外実習(文責:関高校教員 林 直樹)